広島にやってきた。武田尚子教授の本に従い島の散策を行ってみた。そのこともあるがどちらかと言うと40年前に訪れた祖父(母親の父)の家を再び見ておきたかった。祖父の家は、すでに他の人の手になっており実際に中を拝見するとことはできないが外観だけでも見て見たかった。
昔の記憶を辿り街をうろうろしながら探してみる。街全体は人が少なく歩いている人もほとんどいない。居たとしても私に祖父の家はどこですかとは聞けない。数分間探し覚えて居た家の裏口にあった細い川を見つけそこから家を探すことができた。
家は昔の面影はなく道路に面している窓はサッシに帰られているので趣がおおきく変わっていた。それでも二階の窓のつけられた手すりは昔のままでなんとなく記憶していた。この家から遠くマニラの若者に情報発信をそていたのだと、そういった想いを含めて感慨にふけった。
家の周りの家は古くなったせいかほとんどの家が無くなり平地となっていたので、余計に面影は感じられない。ただそれでも武田直子教授の言われる、昔は金持ちだっただろうと思わせる大きなガッチリした家も所々残っていて、こんな小さな島には似つかない風情も残っていた。想像するに、街の三分の二の家は建て替えられるは建て壊しされていて面影はない。残る三分の一が古いままの家をなんとか改修して現在でもつかわれているか、つかわれず放置されている状態と考えた。
近くに神社があり、昔、捕鯨から帰ってきたひとがこの神社で三日三晩踊り続けたとのことが書かれた立て札が立っていたのを見つけた。さらに神社の改修費として祖父が寄付していた事を記録したふだも見つけ、祖父の生存した記録を見ることもできた。
人は歳をとると歴史に興味を持つようになると言われる。かくゆう私もそうなっているのかと思う時がある。
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