丸刈りにする

過去10年くらいは毎月散髪に行っている。ヘヤースタイルは変わらず刈り上げで頭頂部を中心にやや伸ばし気味のスポーツ刈り風。この頭頂部に残す長さとか部分とかが微妙で、毎回悩みの種だ。もともと内気な性格で、切っているときに「もう少し。。。」と言えばこんな悩みもないのだが、散髪から帰ったときにあーだこうだと文句が出る。たかだか数ミリの差ではあるが、その差で一喜一憂する心の狭さである。

2月2日、定例の散髪に出かけ、鏡の前に座った途端にあることを思いつく。長い人生を通じて変化は必要であり、その変化が良いか悪いかは実際に変化してみて実感するのが最良だ、との思いから、「丸刈りでお願いします」と言い切った。

散髪時間は、従来に比べ格段と単位間であった。理髪店の従業員は、手のもったバリカンを何度も何ども頭頂部にあてがい、ゴリゴリと気持ちよく刈っていく。鏡を通して見る自分の姿は、やや違って見えるが、おそらく毎日見ている自分だからそう思うのであって、第三者はあまり気づかないはずだ、、との強信念で自宅に帰る。

自宅で迎えた家族の一言、「今日はなんか違う」。まあ、1年もすれば見慣れるだろうし、変わった自分が嫌になるかどうかで今後を考えよう。

教訓:自分の姿は、自分が気にするほど以上に第三者に気にされている。

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