通勤は毎朝6時前に自宅を出るので、朝は特に寒さ対策が必要だ。歩いて最寄りの駅まで25分。その間に手がかじかんでしまう事が多い。例年、使い捨てカイロを持参して自宅を出て、駅につくとカイロでかじかんだ手を弛緩する。そのまま電車にのり会社最寄りの駅まで約1時間。時々カイロで出を温めることもあるが、その後は基本的はカイロは使わない。また、手が冷たいときにギュッと握って温めようとすると、すぐに冷めてしまうので、実質的に効果があるかは疑問である。しかし、放っておくとまた、熱くなってこれがほぼ12時間程度は続くので、期待効果は薄いものの無駄な発熱をしていることになる。これがもったいないなあと常々思っていた。
ある日、ハクキンカイロの事を思いついた。ネットで調べてみると意外に人気との事で、amazonなどの通販でも売られている。ちなみに最寄りのドンキに行ってみると本体と燃料が売られていたので、買ってしまった。
ハクキンカイロは、気化したベンジンとプラチナ触媒が反応して熱を出す仕組みで燃えた熱ではないので安全だ。最初にベンジンを気化させるためにマッチなどで火をつけるがあくまでも気化が目的である。プラチナ=白金が名前の由来で、日本人で、ハクキンカイロ株式会社創業者である的場仁市氏が独自研究した。
このカイロのいいところは、燃料の量を自由に調整できる事だ。冒頭書いたように使うのはせいぜい1時間程度なので、10ccのベンジンで十分である。買い求めた燃料は500ccなので実質2か月半利用出来て、700円程度。値段的には使い捨てカイロとあまり変わらないかもしれないが、熱量が格段とちうがうので、利用勝手としては格段と心地よい。カイロをじかに触ると焼けどしそうなくらい熱いので常に袋状の入れ物の上から温まっている状態。
この1年使ってみて様子を見てみよう。難点は、においがする事だ。嫌な臭いではないくちょっと匂う程度であるが、周りの人に気づかれないかと気を遣う事がある。