第10回東京マラソンン
■トピックス
今回で3度目となる東京マラソン。前回は実に6年前の2010年となり、本当に久しぶりの参加となる。昨年からの帯状疱疹で練習不足のため、走る前からタイムには望みを持たず楽しんで参加することにしていたが、走り終えてみると結構つらい結果であった。完走できただけでもよかった。

東京マラソン1 今回も抽選を外れると予想しながら申し込んだ本大会に見事に当選した。これがわかったのが昨年の9月12日のことで、まだ帯状疱疹が発症していない時分で喜び勇み申し込みを行い本日の開催を楽しみにしていた。しかし、10月中旬から帯状疱疹が発症しやや気持ちが混乱する。発症時にWebサイトで病状を確認して2週間程度で治癒する場合や何年も治癒しない場合もあり時間と伴に自分の症状はいつまで続くか心配であった。2か月たっても完治せず12月のホノルルは出場を見送り、この先どうなるか不安のまま正月を迎え年明けごろから痛みが和らぎ何とか走れるようになった。そんな経緯から今回の東京マラソンの参加となったことから練習不足は否めない。
東京マラソン2
 当日の朝天気は上々。気温も2月下旬としてはやわらかで開催には最適の様子。9時10分のスタートに向けて朝5時40分に自宅を出て会場に向かう。早めに出発することは心の安心にためでありたいていの大会の場合可能な限り早めに到着することにしている。新宿に向かう電車の中には、ほかに参加者が同乗していた。新宿駅からは色んなところに立札をもった係員がいたのであまり迷わず入門ゲートに到着することができた。ゲートでは厳重な持ち物検査と金属探知機による身体検査が含まれていて、持参したカメラは見つかっている。ここで、気になったことがある。前日までの行われた出場の受付では本人確認が厳密に行われ、本人の都合にかかわらず、本人以外の受付はできないようになっているが、当日の入場はゼッケンを見せれば誰でも入場できることになっており、このギャップに違和感を感じた。

東京マラソン3  大会スタート集合場所はすでに大勢の人が集まっていてお祭り騒ぎである。走りに徹する人は走る前の捕食や入念なストレッチを行っている。単にお祭り好きな人は仮装の仕上げで一緒に来た人とわいわいやっている。東京マラソンは方向的には後者の人が多くみられる。事前に持参した大福もちを食べながらスタート時間を待つ。そんなに寒くもないので走る格好になり着替えや着た服をまとめた荷物は8時ころに預け出発場所に並ぶ。約一時間はあるが早めに並ばないと人数も多く決められたブロックからのスタートができず最後尾からのスタートになってしまう。
 スタートは定刻通りではあるが、並んでいるブロックが「H」なので8番目のブロックで順次走り出して20分後にスタート地点を通過する。今回は38000人の参加者なのでその人数が走り切るには相当の時間が過ぎるのである。今回の目標は、時間ではなくゴール地点でも笑顔でいることを目標にしているので、無理した走りはせずに楽しく走ろうと考えている。いい感じで走りながら時間を見るとキロ5分50秒を指していたので、このペースを維持しようと考えた。東京都庁からお茶の水を通り皇居を右手に見ながら品川に向かう。調子はまだいい。このあたりで20キロを過ぎ意外といけるかと思った。品川から銀座を通り浅草に向かうあたりで、怪しくなってきた。頭の中で、銀座から浅草はそんな距離はないと判断していたが、どうしてどうして行けども行けども浅草浅草寺は見えてこない。あの角を曲がれば、そこを過ぎれば、、と思うが見えてこない。浅草橋の駅を過ぎたので浅草にいることには違いないがまだ、浅草寺は見えてこない。ここらあたりで体力の限界となってきた。気にしてていたひざは今回試しに使っているテーピングが功を奏して痛みを感じていない。その代わりに足首が痛くなっているので今度は足首もテーピングして走ればいいと思う。それにしても体力はどうしようもない。
東京マラソン4 
 やっとの思いで浅草寺を通過し折り返し銀座に向かうその間も何度となく足を止めストレッチを繰り返し疲れのリセットを行っていた。多くの人が固まって走っている。その後ろを大型のバスが数台走っている。このバスが時間内に関門を越えなかった人を拾っていく。90%以上の完走率なので関門を越えられない人は少ないとは思うが、こうしてバスを見たのは初めてでありそれだけ今回のペースが遅くなっている。銀座に戻ってきてここから有明に向かう。足首が痛いし体全体に疲れを感じて体力も落ちていてもう2度と走りたくないと痛感する。とはいっても最後まで走ってメダルをもらう事を最終目的にしているので目の前を一歩でも先に行かなければならず、だらだら走っていてもしかたない。

東京マラソン5   ここで奮起して走りに徹する。声を出しながら走るとなんとなくやる気が出てきた。「よっし!」「よっし!」と声出しながら前に前に進んでいく。そうすると走るペースも上がってきた。マラソンは30キロ過ぎて本番になる。ここで痛いとか疲れたとか弱気になっては負けである。ここからどう奮起できるかがだいご味なのであろう。(今思っているのでそんなに客観的に自分を見つめることができるが、実際走っているとそんなに冷静は自分を見つめることはでいない)佃大橋を声を出して駆け上がっていく。東雲橋を声を出して駆け上がっていく。多くの人が歩いて上がっていくところを走っていける。意外と気持ちがいいもんだ。ゴールが見えていた。時計を見たもう少しで5時間になる。がんばったら4時間以内に走ることができるとわかったら一層走る気力がわいてきた。ややペースを上げて走ればなんとかいけると判断し、痛い足を無理してゴールを目指した。沿道での応援も後押ししてくれた。この道をまっすく走り右に曲がればゴールがある。もうすぐだと力を込めたば走る度にゴールが近づくと同時に時間も進んでいく。結局右に曲がる時点で5時間を過ぎてしまい、ゴールを通過したのは5時間と18秒の結果となった。
東京マラソン6  ゴールで完走タオルに加えメダルをもらい、荷物を受け取りにビックサイトまで歩いて向かう。この間大勢の人も背中にタオルをので疲れ切った顔で、黙って歩いている姿は、囚人が食事をもらうために看守の指示に従い歩いている風景と重なった。大きなビックサイトで着替えをして腹が減ったので持ってきたパンを食べ気持ちも体もリフレッシュした。ここから帰宅することになるが、会場の案内が不適切で、走った選手をアフタランの企画イベントに誘導するのが主体で帰宅する誘導が表示を見つけることができず、係員に聞くことになった。聞いてその方向に歩いて行っても出口は大勢の人でごった返している。ここは改善点である。
距離TimeSPLIT備考
1Km0時06分05秒06分05秒
2Km0時11分51秒05分46秒
3Km0時17分37秒05分46秒
4Km0時23分22秒05分45秒
5Km0時29分11秒05分49秒
6Km0時35分16秒06分05秒
7Km0時40分59秒05分43秒
8Km0時47分04秒06分05秒
9Km0時52分42秒05分38秒
10Km0時58分34秒05分52秒
11Km1時04分51秒06分17秒
12Km1時10分39秒05分48秒
13Km1時18分18秒07分39秒
14Km1時24分06秒05分48秒
15Km1時29分50秒05分44秒
16Km1時35分50秒06分00秒
17Km1時42分13秒06分23秒
18Km1時48分12秒05分59秒
19Km1時54分24秒06分12秒
20Km2時00分46秒06分22秒
21Km2時07分15秒06分29秒
22Km2時14分27秒07分12秒
23Km2時20分53秒06分26秒
24Km2時27分27秒06分34秒
25Km2時34分27秒07分00秒
26Km2時44分24秒09分57秒
27Km2時51分31秒07分07秒
28Km3時00分26秒08分55秒
29Km3時07分28秒07分02秒
30Km3時15分57秒08分29秒
31Km3時25分50秒09分53秒
32Km3時33分52秒08分02秒
33Km3時41分54秒08分02秒
34Km3時50分27秒08分38秒
35Km3時58分27秒08分00秒
36Km4時05分46秒07分19秒
37Km4時13分21秒07分35秒
38Km4時20分01秒06分40秒
39Km4時30分16秒10分15秒
40Km4時37分03秒06分47秒
41Km4時43分03秒06分02秒
42Km4時52分43秒09分38秒
LAST5時00分18秒07分35秒
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