日頃感じたこと

ブラジルで生活を行いながら、感じたことをだらだらと書いてます。

ラッシュ時の工夫(2/8)

人種のるつぼ(2/8)

コーヒーの国(2/8)

大食らいの食生活(2/11)

女性の服装(2/11)

日本漫画の人気(2/12)

バレンタインは日本だけ?!(2/14)

現金輸送車(2/15)

障害保険(2/15)

教育事情(2/20)

夜を楽しむ習慣(2/20)

職業の違い(2/22)

街の交通手段(2/23)

1.ラッシュ時の工夫

2001.02.08
サンパウロは、車社会です。というか、電車の整備が送れていて、地下鉄の路線が3本有るだけで、朝夕の通勤はバスや車です。バスは昔絵本で見たことのあるトローリバスを時々見かけます。バスに二本のアンテナのようなものがでていて、道路の上に張り巡らせてある電線から、電気を受けて走っています。街中の道路は、広く整備されています。狭い道で有ればたいてい一方通行ですし、幹線の道なら概ね片側3~5車線の広さです。道そのものは所々穴が開いていたり、雨水を流す溝が大きく道路を横断してみたりと決して良いとはいえないところもありますが、日本の狭い路地を思えばそれなりに効果的に使えています。
 そんな、道路事情でも朝夕にはラッシュがあります。中心街であれば無料の自動車道路も時としてだらだらと数珠繋ぎも珍しくありません。そこへ、変わったアイデアが展開されていました。渋滞が起きる朝は登り方向、夕は下り方向とほぼ規則的なため、中央分離帯の位置が時間とともに変化するのです。そんな事をしても渋滞はなかなか解消しない為、2月からはナンバープレートの末尾による通行制限を行っています。たとえば、金曜日は末尾1と0は通行不可、、の様にです。

2.人種のるつぼ

2001.02.08
1500年、ポルトガル人が先住民の地であるブラジルに漂流してきて以来、多くの人種が移り住んできた事から複雑な人種構成になっています。白人系54%、混血34%、黒人系10%、黄色人種2%との数値がありますが、地域によりその割合も大きく変わっています。ここサンパウロでは、日系の黄色人種を比較的多く見かけます。さらには、マルシヤさんみたいなヨーロッパ系の人、黒人系の人などもそこそいらっしゃいます。日系の方でもほとんど日本語をしゃべらない方も古くからいらっしゃることから、我々日本人が街にいても誰も振り向かない状況です。東南アジアでも日本人が珍しい場合もありますが、日本の裏側では、そんなことは有りません。おもしろいです。

3.コーヒーの国

2001.02.08
ブラジルはかつて、コーヒー生産の主要国でした。(現在はコロンビアとのことです)その、お国ですからさぞ美味しいコーヒーが飲めると考えていました。ところが、ここではとっても小さなコーヒーカップにぎゅうぎゅうに絞った濃いコーヒーに濃いミルクとたっぷりの砂糖が入ります。それを少しだけ飲んで終わりです。会社の中でもコーヒーは常備されていますが、このスタイルです。おまけに飲むときに利用する紙コップもお猪口ぐらいの大きさのに入れて飲みます。コーヒー豆の挽き方は非常に細かくなっていますので、コーヒーカップの底には黒くカスが残ります。

4.大食いの食生活

2001.02.11
とにかくここの人は大食らいです。我々日本人に比べ2倍くらいの量でしょうか。休日には、日本料理ではなく当地の食堂に行きます。しかし、言葉がわからない私にとって、高級料理屋はメユーも読めないし、頼めもしないので、どちらかと言うとファーストフードの様なお店に行きます。本日は中華のお店に行きました。そこの店は、お皿に好きな物を勝手にとって後から精算するスタイルですから、言葉は無用です。私は、あれやこれをと選んで皿をいっぱいにして精算の列に並びました、私の前に並んでいるおばちゃんは私の二倍くらいの量をてんこ盛りにしています。精算してわかったのですが、量に依らず一皿の値段は同じでした。これだから、食べちゃうんでしょうね?場所によっては、精算の時品物に関わらず重さを量って精算するとこともあったりして大食らいの国ではそれで良いんでしょうね、と思いました。

5.女性の服装

2001.02.11
別のページでも紹介していますが、若い女性の服装は、へそ下10cmくらいのパンツにへそ出しのピチピチのタンクトップが多いです。パンツも白いぴったりしたのが多く見受けられ、履いている下着がくっきり見えたりしますが、ほとんどの女性はいわゆるTバックを履いていますので、後ろ姿もきれいな格好をしています。妊婦さんもこのスタイルを継承していますので、当然ながら、ドボンとお腹が飛び出した格好になります。スカートを履いている人は5人に1人ぐらいの割合と非常に少なく感じます。

6.日本漫画の人気

私の滞在しているホテルにはCATVが備わっており、55チャンネルの番組を見ることが出来ます。大部分が当地の番組(と言うかポルトガルの放送)になるのですが、日本のNHKも見ることが出来ます。日本での放送がリアルタイムで見ることができますので、ニュースなどは新鮮な内容で伝わってきます。ハワイ沖で水産高校の船が潜水艦と事故を起こした事も、ストレートに聞きました。当地の番組に目をやると、おもしろいことに、日本のテレビマンガも流れてきます。しかし、すべての番組はポルトガル語で吹き替えされているために、ストーリーがまるっきりわかりませんが、画面のでてくる画像にはブタのマンガには「ブ」と書いてあるし、登場人物が学生服を着たりしています。今までに見たマンガは、ドラゴンボール(でしたか?孫悟空のカメハメハってやつ)、ピカチュの??なんでしたか?もうひとつ見たことない番組・・他にも有るのでしょうが、私自身がよく知らないので。それにしても人気は上々です。アメリカのマンガ番組もありました。

7.バレンタインは日本だけ?!

2001.02.14
2月14日がバレンタインデーであることは、周知の事ですが、ブラジルではそんなことはこれぽっちも話題になりません。当然ながら、街のスーパーでもバレンタインの特別コーナも有りません。今日はホテルに帰った後で、今日がその日と気付く位ですから、当然だれからもチョコレートはもらっていません。
 ホテルでは、毎日ベッドメーキングをしてくれるお姉さんがいます。(実際の人は知りませんが。)この人は、バレンタインに関わらず毎日チョコレートをベッドの上に置いてくれています。今日はそれを頂きました。

8.現金輸送車

2001.02.15
現金輸送車がまるで装甲車のような形をして走っています(ベンツ製の輸送車もあります)。(写真)これなら、おそらく大丈夫だろうと思うのですが、実はこれが襲われる事が多いとのことです。この車を15人位で集中して襲うそうです。武器としてはバズーカ砲や、ガソリンで火を付けるとかで、なんとかお金をぶんどろうとする人が後を絶たないとのことです。タクシーの運転手が言うには、この車に近寄りたくないとの事でした。

9.障害保険

2001.02.15
 ブラジルでは、盗難が横行しています。日本では考えられないほどの発生件数です。当地にいらっしゃる日本人はたいていの人が被害にあっています。当地の出身者の方にきいても常に気を付けているとのことです。当地で一番盗難被害に遭いやすい物は、再販が容易な物です。テレビ、冷蔵庫、カーステレオ、時計、タイヤ。タイヤに至っては盗難保険の乗率が80%と非常に高く、且つごく少数の保険会社しか扱わないとのことです。盗難にあったら、再度買うのが一般的な防御?方法らしいです。この国では車に乗ることが一般化しており、家を買う前に車を買うことが普通らしいです。日本と同じですね。

10.教育事情

2001.02.20
この国では、日本とほぼ同じ教育制度があります。まず、日本の小学校と中学校にあたるバージコ(Basic)クラスは1年生から8年生までで、平均7歳からの就学になりますが、学校によっては6歳からの場合もあると事です。これは義務教育になっており、もちろん受験はありませんが、落第はあるそうです。つぎのクラスはメージオ(Medium)クラスです。1年生から3年生までで、日本の高校に当たります。このクラスには、理系、文系、医系にコースが分類されておりそれぞれで、授業内容が違っています。大学(スーペリオル)は1年から6年まであるが、4年までの場合、5年までの場合と専攻する科目によって違ってきます。就学率はバージコの4年までが50~70%。バージコの8年までが30%。メージオは10~20%、スーペリオルは10%以内の状況との事です。いずれのクラスも授業は1月から始まり12月で修了です。

11.夜を楽しむ習慣

2001.02.20
とても、夜が始まる国が遅い国です。と言っても暗くなるにはあまり変わりません。夏時間も終わったら、7時頃には暗くなります。しかし、生活の時間は、まだまだ夜ではありません。夕食を食べにレストランに寄っても、8時9時はまだ宵の口らしく、殆どの店ではお客がいません。10時を回ることから、徐々に客が増え2時3時までグダグダやっている時もあります。こちらでは午前4時頃になると明日のこと(当日の事です)が気になり早く帰らないといけないと思うらしいとのことです。ですから私たちが10時にホテルに帰ることは早すぎると言われます。心配なのは、10時ころでも、幼稚園に行くか行かないかの子供も、食事をしていたり、遊んだりしています。聞くところによると、学校によっては昼の12時30分からの授業開始も有るそうで、宵っ張りの国らしいと感じました。

12.職業の違い

2001.02.22
この国には最低雇用賃金が決められており、R$151(約8700円)となっており、労働者の保護を行っています。しかし、失業率も多く30%と聞いています。これは、単に仕事が無いのではなく、働きたくない人も多くいるのではないかと思います。一生懸命、道路の掃除をする人と対象に、道ばたでごろんと寝ころんでいる人も多く見かけます。比較的温暖な気候故、家に住ままい家族もよく見かけます。通っている会社のおもしろい仕事を見つけました。毎日コーヒーをポットに入れて運んでくるおにいちゃん。コピーだけをするおじさん。

13.街の交通手段

2001.02.23
 東南アジアではよく見かける庶民の足ですが、ここでは何かと探していました。一般的によく見かけるのは、バスです。ところが、そうそうバスも整備されてはいないだろうし、ましてや全ての人が自家用車を持っているとも思えない。。そう考えていたのですが、本日見つけました。庶民の足。「ロタソン」と呼ばれる、ミニバンがありました。具体的にはフォルクスワーゲンのワンボックスの薄汚れた車でした。ちょうど帰宅時に我々の乗っているタクシー前で客の乗り降りするのを発見したのです。このロタソンは、一回乗車するのにR$1.20(約60円)必要で、どこまで乗っても同じ値段です。一応行き先が明確になっており、乗車する人はそれに従い乗ってるようですが、私たちには解りません。この値段はバスと同じらしく、それぞれの地域によって価格は違うようです。昔、バスしか無かった時代に常に満員になるバスに対抗して走り始めるようになったそうですが、現在ではあまり満員のバスは見かけませんから、ロタソンを見かけなくなったのでしょう。