武田の里ウォーク4(上諏訪~韮崎)
今回もついに参加してしまった、4回目の参加である。前回大勢で参加して楽しかった反面、気を使ったこともあり今回は一人での参加とした。例年になくそんなに寒くはなく、天気もよかったので全般的にはよかった。桜も桃も満開の上、全長50Kmを10時間45分で完歩。達成感は100%。 (★★★★


4月11日(土)

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朝から、鼻炎で日中は横になっていたが体調はきわめて良くない状態が続いている。参加にこだわる必要にもないが、日中横になっていたことでなんとか参加できるまで体調が回復した。スーパーあずさの切符を買い求め上諏訪まで向う。
出発ポイントは、例年通り諏訪市の高島城。関東より一週間ほど桜の開花が遅いので、目下満開中の桜。

桜満開の本丸を通り集合場所の市諏訪市武道館に行く。


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武道間で開催される出発式では毎年の事であるが諏訪市長がの挨拶がとても面白い。諏訪大社の御柱のときにかけられる大きな掛け声とともに行く手の安全と最後まで歩き通す力をもらう。みんなも慣れたもので、大きな声で掛け声を合わせ一体感を形成する。


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ウォークのスタートは例年どおりの夜10時。高島城前で準備体操をしたあとで、時報とともに狭い陸橋をとおって一般道に流れ込む。今年の申し込みは600人でその内参加者は何人いるだろうか?500人くらいだろうか、。すべての人が高島城内からが出発できるまで5分位はかかったのだろうと思う。暗い夜道でめいめい懐中電灯やヘッドライトを付け黙々と列をなして歩いている光景は慣れたといえど違和感はある。2006年に参加した際、警察にとめられた事があるが、仕方ない状況である。コースとなる沿道の民家でも毎年のことといえ夜中の10時過ぎに大勢の人が自分の家の前をゾロゾロ外を歩いているのは、あまりいい気持ちはしないハズ。
高島城を出発して、すぐは道路の側道の細い歩道を歩くことになるが、ほとんど車道にはみ出して歩いている状況で、ウォークの警備の人に注意受けること頻繁。
今回は一人での参加なので、マイペースで足を進められストレスはない。マイペースで歩くことは、ほかの人より速く歩く結果となるが、人を追い抜きながら面白い現象を発見した。それぞれの参加者は、数名の集まり毎に歩いていて、それぞれの集まりでそれぞれの話題について話をしている。こういった塊をある一定時間で(4~5秒)追い抜きながら、その話題が耳に入ってきては消えて行く。ラジオのチューニングをまわして選局しているように感じた。

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4月12日(日)

出発して1時間45分、10Km地点の最初の関門である茅野文化センタに到着する。ペースは結構速く疲れもしていない。心地よい運動で体がほてっている。ここで、軽い食事とトイレ休憩をとる。出発前に駅で買ったおにぎりを二つ食べ腹ごしらえは終了。 夜中0時の再スタート時間まで全員がそれぞれの時間をすごす。ここまではまだ団子状態で再スタートする。
ここらあたりから急に眠くなってきた。今週は結構夜遅くまで会社にいたことで、帰宅時間がいつも遅く睡眠不足が溜まって、眠くなってどうしようもない。歩きながら寝てしまうほど。ただ、こんなことで時間を過ごしても事故を起こすばかりで、我慢は良くない。思い出して、持参したチョコレートを取り出しバリバリと食べる。チョコレートの甘さと苦みとで脳にいい刺激が与えられ、さらに口を動かしたことで、眠気が飛んでいく。これを少しずつ眠気が出てくるたびに繰り返していたら、チョコレートがなくなる頃には眠気はなくなった。この方法は良い。寒さは例年より厳しくないが、受付でもらった貼るカイロは使わせてもらった。

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午前2時には2回目の休憩ポイントである富士見小前に到着した。ちょうど20Km地点である。ここで小休止。残ったおにぎり一個を食べまた歩き始める。ここら当たりから、気温の下がっているのを実感する。吐く息が白くなるのがわかる。気温は4~5℃くらいかと思う。4年前の一日目の参加では、霰(アラレ)が降るくらいの気温に比べれば格段の差ではあるが、歩いているときの体の火照りが、いったん休憩すると寒さを感じ体温調整は大変である。
昨年まで使っていたリーボックのウォーキングシューズは底に穴があいたので捨ててしまった。今回は新しいのを買おうかと迷ったが、最終的に底の厚いジョギングシューズを履いて参加したが、これが調子が良い。主にアスファルト道路を歩く為に、ショックを柔らげる靴底が下手なウォーキングシューズより都合が良いのだろう。

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歩きを続ける。ここからは国道20号線の歩道を歩き続けることになる。道路では、名古屋、松本ナンバーの大型トラックが相当のスピードで歩いている脇を走りすぎていく。i-podを聞きながら歩いているが、音が聞こえなくなる騒音とともに通り過ぎる風が恐怖を感じさせる。風景もあまり変わり映えもせずただ黙々と歩き続けるしか無い状態が続く。時折順路の案内をする、ガードマンがいて、「ご苦さん」と声を交わす以外は無言のままで歩き続ける。




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蔦木の道の駅にやってきた。この地点で30Kmにあたり、全行程の中間地点は過ぎたことになる。ここは2カ所目の関門地点で、午前3時半にならないと再出発できないポイントになる。現在の時間は、午前4時。3時半以前に到着するには相当のスピードで歩かないとには到着しないハズ・・・・。ここでトイレと軽食の休憩をする。大会側で、暖かいペットボトルの紅茶を用意してくれていて、うれしい。持参したポットに入れたコーヒーは残念ながら冷めてしまっているので助かった。昨年年同様にテントの休憩所が準備されていて中ではストーブが焚かれていた。今年はそれ程じゃないのでテントでは休憩せずに早々に出発した。

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ここからが最後の踏ん張りどころ。4時半を回ると空も白んでくるし、気温も徐々に上がってくる。眠気もいつも間にか忘れてしまったし一番力が出るところだ。今までにまして黙々と歩き続けた。ひたすらに。
6時を回る頃、おなかもすいてきたし近くのコンビにで、カップ麺を買い求め、外のアスファルトの上でズルズルと朝食を食べる。気温が上がったと言えども、疲れた体に温かい食べ物はとても美味しく感じる。これが最後の休憩と決め、手持ちの食料をすべて食べつくし荷物も軽くした。このポイントは地図では40Kmの少し手前。最後の追い込みだ。

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満開の梅の花を見ながらのゴールを迎える。今年は最も早い到着時間の8時45分。

天気がよく達成感も100%。普段のジョギングのおかげか足腰の痛みもなく体調も良い。これなら来年も参加できそう。5回参加すると記念品がもらえると伺ったので、いいかもしれない。