10年以上も出張が途絶えていた。もう出張はないだろうと。それゆえ利用していたカバンもリサイクルショップ売り払ってずいぶん経つ。が、急に出張を命じられた。行く先は北九州。前回はいつ来たのだろうか?おそらく13年くらい前になるか。急いで、身支度をするが、やはりカバンが必要になる。近所のリサイクルショップに足を向け、見つけた330円のカバンをみつけ、買い求める。
出張期間は6月5日(木)から6日(金)であるが、もともと水曜日は勤務がない日なので、出張の前乗りして水曜日から小さな旅をしてみるかと思った
そういえば、前々から関門海峡と門司港駅に行ってみたいことを思い出した。関門海峡はいろんな写真では見たが、実際に歩いて渡ってみたいと。門司港駅はそのレトロな風貌を実際に見てみたいと。こんなきっかけがないと今後一生行くことはないだろうとつくづく思う。
自宅から新横浜~(新幹線)~新山口~(新幹線)~新下関~(山陽線)~下関
下関~(バス)~御懐川:みのすそのがわ
歩いて関門海峡~あるいて門司港駅
門司港駅~(鹿児島本線)~小倉(泊)
小倉~仕事場、(泊)
仕事場~小倉(泊)
小倉~(新幹線)~新横浜~自宅
出かける際に用意したのは、JR往復割引能乗車券と往路の新幹線特急指定席券。ところが、新下関から下関は新幹線路線ではないことから、ここから小倉までは個別に乗車券を買い求めないといけない事になる。なんとなくそうかと想像していたが、やはりそうであった。運よく新下関から下関までは、駅員から本当はだめなんですけど、支払いはいりませんよ、と言われた。逆に門司港から小倉までは買っている乗車券で乗ることができますよ、との情報。それで、門司港駅に入ろうとしたら、切符は使えません、ここで回収しますと言われた。まあ、想定通りかと。
この写真は、山口川の風景で、これから関門海峡を渡る前。当日は梅雨入り前のいい天気で風も気持ちがいい気温であった。ほかでもそうであるが、韓国や中国の観光客がわんさかいる。そもそも平日のこんな時間にこんなところを歩いているが、日本人ではないだろう。
この写真が関門海峡の歩行者用の通路になる。この通路には入口も出口もエレベータを使って海底まで降りる。トンネルは当然であるが、まっすぐの道で、長さは800メートル弱で、歩いてしまえば10分余りの距離。中間のやや福岡寄りに県境が書かれていた。よくある絵面である。この通路では自転車も利用できるが、当日は誰もわたっていなかった。まあ、海外の観光客だけなので、自転車を乗り入れている歩とはいないだろう。。
この神社は、トンネルを渡り切ったところにあった和布刈神社。特徴的な点はないけど門司港駅までの道のりにあった程度の思い出。
レトロの門司港駅の近辺にある、なんとなく観光観光した建物と風景。門司港と旧大阪商船ビル、それから門司港駅と大連友好記念館となる。建物の外観はそれなりの雰囲気は感じるが、なんとなハリボテのようであった。
門司港駅内は、ちょっといい感じであった。木の骨組みがあらわで、寸どまりのプラットフォームが、情緒を感じた。列車の出入りはあまりなく、10~20分に1本程度の出発であり、閑散としていたことも旅愁を感じた。
門司港駅からJRに乗って小倉まで行く。小倉は「こくら」であるが、どうしても「おぐら」と呼んでしまう私は、まだこの地になじめていない。口の中で何度も「こくら」を反復しても、気が付くと「おぐら」と読んでしまっていた。今日はここで、一泊する。