朝は曇り空で、どんよりしていたがとうとう雨が降り出した。
記録 2011年08月16日(曇り、雨)
朝はまだ雨は降っていないがどんより曇り空。夜中には雨音がしていたので、朝起きるまでは心配だったがなんとか持ちこたえたようだ。一泊目の草のイン北上は、珍しい和室で、トイレはあるが風呂は共同のみ。それでも安く快適だった。前日は疲れたままの恰好で夕ご飯を仕込みに駅前まで歩き、ちょっとさみしそうなスーパーで弁当、ビール、ヨーグルト、プリン、水、などを仕入れ宿に帰って、汗まみれの上下を洗濯した後で夕ご飯を食べた。ビールは500mmを2本買っていたが、途中で眠くなったので1本は手をつけずに朝を迎えてしまった。ここでは朝6時30分からの朝食をいただき、力をつけて2日目に出発をした。ホテル前の道を西に出て4号線にでる。あの手をつけていないビールがもったいない。出来るならかばんに入れて持ち帰りたかった。
北上からの道は大変きれいだ。土地が十分あるせいなのかいずれも歩道がちゃんと整備させていて、「誰が歩くんだろう」と思わせるような人通りのなさに、昨日のビール以上に持ち帰りたい気分になった。車もあまり走っていないし、でもこんなところにも我々の税金が使われているわけで、効果的にお金を使っていただきたいと強く思う。
そんなことを考えていたからか、一転俄かに掻き曇り、、いやな雨が降ってきた。最初はすぐ止むだろうと高をくくっていたが一向にやむ気配はなく時間とともに激しくなってくるばかり。頭から足の先まで水浸しの状態。これでしばらく走り続けていたが雨に打たれることで疲れがたまってきてしまい、走っている通りにあったパチンコ屋さんの軒下を借りて雨宿りをした。30分ほどすると雨脚が弱まったのでまた走り始めた。ただしあまり降り方は変わらない。
昼近くなってきたので、休憩を含めて通りのコンビニによる。このコンビニにはうどん、蕎麦を売っていてレジで「山菜かき揚蕎麦」を注文して横の調理場で作ってもらうシステム。雨でぬれた身体にあったかい蕎麦がおいしい。こんなコンビニはほかにもあったので、一般的なのかしれない。このコンビニで気付いたのが、バックの中にDAISOの雨合羽があるのを思い出した。ポンチョ式の頭からかぶるヤツで、ないより少しはいいのかと思いこのを着て走ることにした。この雨合羽が調子がいい。手足は雨に濡れるが体は濡れないので疲れが出ない様だ。この合羽を着て走ることしばらく、4号線を北上している。本当はこのまま4号線を北上するのだが、本日の宿を八戸のとったので、そこに向かうため一旦104号線にハンドルを切る。このころには、いやな雨も上がっていて走りやすくなっていた。
104号線を東方向に進むことになるが、途中で八戸市街と八戸駅の看板ができた。一般的には市街も駅も結構近くにあるとの認識と、過去に八戸に来た時も駅から歩いて市街地へ行った記憶があったことから、駅の方向にハンドルをとる。これが本当は間違いだった。看板通りに進むと確かに駅前に着いた。しかし、本日の宿をとる雰囲気とは大きく違うし、以前に来た街並みとはまるで違う。ここで、看板の選択を間違えた事をしらされた。手元にある地図を開いて今いるとことから市街地に向かう道を考えてみた。実際、八戸駅と言っているのは東北新幹線の八戸駅のことで、市街地があるのは方法区本線の八戸駅の事だった。以前来た時はまだ東北新幹線は走っていなく単なる八戸駅だったが、新幹線の駅ができ事で従来の駅名が本八戸と名前が変わっていたのだった。これには驚きである。今いる新幹線の八戸駅から東北線の八戸に向かうための道順がややこしい。地図の上では2駅の距離であるが複数の道を乗り継いでいくわけだが、メイン道路である454号線が地図に書かれていない事で今はしているのがどこか分からなくなってしまうし、走行しているうちにまた雨が降り始めてきて、疲れていたのか考える気力がなくなって気が焦るばかりで結論がでないことに。
仕方なく、近くにいた宅配便のお兄さんに道を尋ねてやっとのことで元八戸にたどり着くことができた。今日の宿はこの繁華街の中にあるこじんまりとしたホテル。ここでも同じパターンの行動で、まずこのままの恰好で夕食を仕入れに行く。コンビもあったが百貨店を見つけたのでそこの地下で食料を仕入れる。今回は350mlのビールを2本買った。部屋に風呂もあるがやっぱり大風呂。風呂の近くにコインランドリーがあったので、汗まみれの上下を洗濯機に入れ、風呂に飛び込む。
風呂から上がった後は、酒を飲んでひっくり返って朝を迎えた。 |