奥州街道(その2)郡山~仙台

 梅雨の切れ目を見つけて奥州街道を続きを走る。今日は良い天気で気持ちがよかった。
記録 2011年06月04日(晴れ)6月に入って気温は丁度いい
 仙台への走りは前回の走りを終えて計画していたが、実際の日程が定まらないことから本気でなく何となくの計画だった事が、走ったときに気付いた。準備不足を実感知る結果に。
 走りを思い立ったのは週初めの事。今年は梅雨入りが例年より12日も早く5月27日だったことから、走ることのむずかしさを認識していたが、週初めの長期予想で週末は天気がいいとのことを知って、ターゲットは土曜日の4日と決め実行することを思いたった。ここ一カ月は仕事で時間が取れなくゆっくり下調べができなく金曜日には早く帰ってと心していたがやはり夜遅く変えることになりコースの詳細を確認すると事ができなくなった。街道は旧の道を可能な限り走ることとしていたが、ここ数回は現国道を走り制覇することに注力していることになている。旧道を走ることはけっこう難しい。一般に使っている道路から旧道が分離することが多く、地図上でないとその分岐点が判断できないことである。東海道や中山道などであれば道路標識が整備されていて、比較的旧道を走ることはできたのだが、東北の道路は全体的に標識が不足しているので分岐点がほとんど分からな状況である。それもあって、今回新兵器を見つけて買い求めた。新兵器はYUPITELのGPS「ALTAS ASG-2」。価格も安く手軽だった。今回初めての利用でその効果を確認することも目的としていた。
奥州街道 6月4日(土)、早朝4時前に目を覚ます。前日までの仕事で寝不足になっているのに休みとなると目が覚めるといった、子供心がまだ健在である。身支度を整え、仙台の銭湯をWebで探しプリントアウトして、自宅を5時前に飛び出す。5時35分の電車で、郡山を目指す。いずれの電車も混んでいなく自転車を小脇に抱えて席に座ることができた。3時間後には郡山にいた。
天気は良い。自転車を組み立てて、駅前のコンビニで水分を買って出発をする。
東北の地理知識に疎いせいか、走っている地名が標識で出ているが名前になじみがなく、いったいどこをはしっているか分からない。走っている間は無心になてただペダルを踏むだけの単純作業になる。走りながら仕事のことや震災のことなど普段考えない事をゆっくり考える。
奥州街道 福島で見つけたある会社の正門。過去に2度ほど来たことがあるがその時は新幹線とタクシーを使ってきたので、何処にあるのかよくわかっていなかった。今回の走りでその相対位置を理解することができた。まさか4号線沿いにあったとは考えていもいなかった。


奥州街道 走りこんでいると楽しみは走行距離が伸びることしかない。時間と共に東京からの総距離が伸びて、目的地までの距離が縮んでと数値で表れるので大変分かりやすい。東京からの距離が300Kmの地点で記念に写真を撮ろうと構えたら、みての通りの道の狭さで、後ろから大型トラックにクラクションを鳴らされ迷惑な行為であることを知らさせた。申し訳ない。


奥州街道全行程8時間以上もかかり仙台についているのだが、全体的に特徴をつかみずらい道のりでありコメントに困る。今回の走りでの最大のコメントは、道に迷ったことである。前述した通り旧道を走りたかったが十分な調査ができていないので国道を走り続けていたのでそもそも道に迷う事はありえないのだが、迷ってしまった。原因の一つは、国道4号線が仙台駅の近くを通っていると勘違いしていた事。幾ら走っても仙台駅の標識が現れず、新幹線の軌道を見つけ、あれ?と思った時には仙台の街は遥か後ろに見えた事。もうひつの原因は今回初めて使ったGPSの使い方が分からず、大事な時にその役目を果たせなかったこと。これらの課題を次回の走りに役立てるようにしていきたい。
 もう一つのコメントとして、走り終えた後の銭湯のこと。毎回、走り終えた後には銭湯に入ることを目的にしているが、場所が分からず毎回汗の体をそのままで帰りの電車に乗っていた。今回はなんとかと思い、ネットに見つけた銭湯の地図を印刷して鞄に入れてきたので何としても入りたかった。地図を見て銭湯を探す。仙台の街は大きな街であるが、標識の設置がほとんどなく地図が役に立たない。大きな目印があれば探しやすいが、それを見つけることができなく30分ほど右往左往していて、一度はあきらめて帰ろうかと考えたが、たまたま目標の建物を見つけることが出来たので、目当ての銭湯に行くことができた。入浴料400円でとってもいい気持ちになった。