街道シリーズ第三弾の中山道の続報第4報。引き続き梅雨の中での走り。
記録 2010年07月04日(晴れところにより雨)梅雨の一休み
今日(日曜日)は南木曽からの出発である。
<その前に>
実は前日の土曜日に出発する予定であったが、ちょっとした顛末がある。事前に出発時刻を確認していて、自宅からは朝の4時に出発予定であったが、連日の残業でちょっと寝坊してしまった。しかし、それでも約1時間遅れの出発で駅につき切符を買い求めた。ホームに来た電車に飛び乗り予定の順路で途中高尾までやってきた。ここから中央線に乗って。。。と乗換案内を検索すると、なんと到着時刻が12時29ふんの予定。1時間出発が遅れたことで到着が3時間も遅くなることがわかった。このまま向かうと、当日走る事のできる時間が3時間程度になってしまい、高い電車賃を使うのが勿体無く感じた。そういう状況から、本日(土曜日)の輪行は諦めそのまま自宅に帰ることにした。
JRの長距離乗車券は、有効期間が設けられておりその間途中下車は自由にできる。自動改札機も使えて便利。
南木曽までは、自宅から始発電車4時46分の電車に乗り6つの路線を乗継ぎ4時間かかって到着する。朝早くなので特急は走っておらずすべて各駅停車ののんびり旅となった。ただし、各列車は乗り継ぎ連絡がされていて駅で待ち合わせることはほとんど泣く快適な乗換であった。ただし、乗換ホームはほとんど階段を使っての乗換で、自転車をかけての短時間での移動は少し辛いものがあった。
電車の中で、到着時刻を確認しようと携帯電話を出したら、充電してあったにもかかわらず電池切れになっていることが発覚。前日iアプリを起動したままになっていたのかすべてのエネルギーを消耗していた。前回もこのようなことがったので途中で燃料補給をしなくてはならない。。
南木曽駅に到着。いつものよう駅前で自転車を組み立てる。通常駅前といえば人がいて組み立てている背中が遠くからの冷たい視線を感じるのだが、ここ南木曽ではほとんど人がいない。
南木曽から先週訪れた妻籠宿を通りぬけ馬籠峠を越える。このあたり、さすがの山道で頂上にたどり着くまでに結構きつい坂が続く。中山道の旧道は今走っている道ではなく山の中を通り抜ける小さな道らしく、ところどころに旧中仙道の入り口が示されているが到底自転車では走ることのできない道が山中に続いているのが伺える。
馬籠宿はさすがに有名なところらしく大勢の観光客が訪れていた。しかし観光地に力を入れるあまりに、古い宿場町の風情が消え、原宿のファッション通りとも思える店が並んでいるばかりで、それを大勢の人が冷やかし半分で覗いているようである。いささか閉口する。
馬籠宿をでたこと急に雨が降ってきて、一旦そばにあったバス停のようなところで雨宿りをしたが程なく上がり、今回の走りはあまり雨に遭遇していない。
馬籠宿からは、ひたすら19号線を南西に下っていくことになる。計画では、瑞浪かが検討421号に左折することにしていたが、瑞浪に来た時分には記憶から抜けていて真っ直ぐ19号線を進んでいた。そのため、とにかく幹線道路ばかりを進むことになり騒音、暑さ、交通量の多さに圧倒されながらの走行となった。
瑞浪を過ぎて今度は21号線に右折する。ここからまた上り坂にはいる。このころは、天気は晴天で直射日光が猛烈に体を温める事になり体力も限界に近くなってきた。坂道を登り切る途中に道の駅があったので、そこで一休み。あいっスクリームを食べたかったが、行列をなしてお客が並んでいたのでかき氷で体を冷やす。250円なり。
木曽川を渡り岐阜県に入る。美濃加茂市。もうここらあたりでギブアップ気味。今回の旅をクローズしたく最寄りの駅を探した。美濃加茂市に美濃加茂駅があると思い込んで探す。ただ、基本は中山道に沿って進んでいる内に、突然過去に見たことのある映像が目に飛び込んできた。ここは美濃太田駅から南に1Km弱南の木曽川あたり、見覚えのある写真やさんがそこにあった。この写真屋さんを見た途端、今自分がどこにいてどっち方向に駅があることが瞬間的に分かった。かつて2007年の夏に青春18切符で訪れた街で、乗り換え時間の間に木曽川を見たときに歩いた道だった。極め付きの偶然である。
美濃太田駅について自転車を解体袋詰めにした。本当は本日の最終地で銭湯に浸かりさっぱりしたところで帰ることを計画していたが、どうやらここは陸の孤島っぽい所。1時間に2本程度の電車でもあるし、名古屋に行くにも中央線に出るにも地図上では不便なところみたい。おまけに明日は月曜日なので、そうそうゆっくりは帰れないことで、銭湯は諦めた。駅のトイレで汗を拭き着替えをして電車に乗り込む。美濃太田からJRで鵜沼まで行きそこから名鉄で名古屋、名古屋からは新幹線で帰る。この順路が安くて早い。これが一発で分る携帯電話は便利だ。(追伸。前段で書いた電池切れについては途中のコンビニで乾電池の補充器(998円)を買い求めたことで解決した)途中名古屋駅でビールを買い求めたことはモチロンのことである。
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