静岡~平塚

輪行旅行の第2回目。前回の続き?のつもりで静岡から東を目指した。
記録 2009年05月09日
静岡
輪行も2回になると少し余裕が出てきた。
新横浜からの始発新幹線に乗るため、朝4時起きで、4時30分には家を出た。相模原駅には予定通りの時間につき、輪行袋に収める。前回失敗したスタンドの取り外しは出かける前に外して、何ら支障なく袋に収めることができた。
新横浜までの電車内は十分座れる歩とどの乗車率であるが、一番先頭の車両のさらに運転席の後ろ側の壁に自転車を置いて、そばに立ったままとした。急発進や急停車で自転車が横転することも想定され、自転車もそうだが乗車客にも迷惑がかからないように留意した。

静岡
新横浜6:00発の広島行き「ひかり493号」はN700系の車両で初めて乗ることになる。新横浜駅が始発駅なので、5時45分にホームに上がった時には既に乗車できるようになっていた。自由席の一番後ろの席に自転車を納めて席に着く。社内は、ガラガラの状態で走り始めた。途中、小田原に停車するが満席になる程の乗車客はおらず、定刻通り6時41分には静岡駅まで運んでくれた。




静岡
静岡に戻ってきた。5日前には疲れ果てて、この静岡までやってきたあと、新幹線の乗せて帰ったところ。今日は朝早く着いたので、十分時間があり体力の続く限り東を目指す意気込みである。時間は7時頃でまだ街は起きていない。天気は5月5日から4日間続いた雨がやっと止み、絶好の晴天になった。気温は半袖のTシャツで寒さは感じないが、逆に日焼けが大変そうだが。「さあぁ~て出発だぁ」
静岡 静岡
静岡県は富士山の街なので、自転車で東に向かっていると当然だが富士山が見えてくる。猛烈なスピードで自転車のわきを通り過ぎていく幹線道路からでも、静かな街並みの家の軒下からでも富士山を窺うことができる。ここの住んでいる人には日常のことで気にならない風景かもしれないが、見慣れない私たちにはついつい写真を撮ってしまう景色である。
静岡からの道のりで大変だった道のその1は、駿河湾沿の道。檜新田辺りからの県道380線は延々と続く海岸通りで、海には面していないので海を見ることはできず風除けの松林がまっすぐ続き、何の変化もない道が続く。単調な道であることと、前回に続き地図をもっていないのでこの道でいいのか?との疑問を抱つつ走る。これが10Kmくらい続く。走り始めて、2時30分の9時30分ころ、まだ駿河湾沿いを走っていたが、道沿いのコンビニでちょっと休憩をする。朝早かったのでお腹もすいていたし一休みすることで体力の回復をさせることが必要かと・・・
静岡 大変だったその2は、箱根越え。
素人ながら、東海道での難所は箱根越えは周知しているほどの有名である。ただ、どうしてそんな難所を通るコースが東海道にあるのかは分かっていなかったが、出発前に地図を見て理解した。沼津から東京まで直線を引くとちょうど箱根の山の上に線が引かれる。また、このあたりの地形図を見てさらに納得する。東にんけるにはいずれにしても伊豆半島の山並みを越える必要があるのだ。それには、箱根越えは仕方ない、選択の余地がないコースになっている。箱根越えは10時ころから挑んだ。
静岡 行けども行けども終わらない坂道。多少のアップダウンとともに坂を登るのとは違い、常に上り坂が続く道。左に右に道路はまがっていて先が見えないので、あそこを曲がったら一旦坂がなくなているのかと期待するも、曲がるごとに坂が続いている道であることがわかりがっかりする。歩くほど急ではないが、じっとり体に感じる疲労感でいい加減あきてくる。あのカーブを曲がれば、、あのカーブを曲がれば、、と期待をするが裏切られる。疲れ果てて、11時ころ道端で休憩する。自転車から降りてわかったが、足がパンパンになっていることがわかった。軽いストレッチを行い、また走り始める。
静岡
11時45分。箱根越えの終点でかつ神奈川県の県境に到着した。2時間余りの時間を要した。走っている感覚からはもっと時間がかかったように感じる。距離にして代替15Km位なので時速7Km平均の速度である。よくここまで来たと自分でも感心する。
箱根峠からは、あとは下るだけと考えていたが、峠からしばらくは下り坂が続くものの芦ノ湖からはまたしばらく上り坂がある。もう、上り坂は嫌になる。昼ごはんは比較的すいている11時30分ころを目標にしていたが、その時分は芦ノ湖畔の真ん中におり、観光客でごった返していたためここでの昼食はやめた。芦ノ湖を過ぎ、毎年正月に行われる箱根マラソンのコースを走る。小涌谷、太平の急カーブ、登山鉄道の踏切、函嶺洞門、見慣れた風景もあるし見覚えのない風景もあったが、この道を走って上がっているのだからそれは大変だろうなと実感する。 静岡 箱根を下ってきて小田原駅を横目にさらに東を目指す。途中のコンビニで昼食を買おうと考えるがなかなかその気になれず興津IC近くの吉野家で並みと味噌汁をいただく。一休みした後でさらに走り続ける。走行距離は100Kmを超えていて、両足にダメージが出てきた。膝のお皿が痛くなってきた。走るのと違い路面の衝撃を受けにくいので、ジワリと痛くなってきている。できれば日本橋の終点まで行ければと甘いことを考えていたが、そろそろ今回の終りにしよう。
平塚から国道129号線が出ているので、東海道走破はここ平塚までとして、一路帰宅の途へ。残り60Kmあまりはまたの機会に持ち越し。
≪反省と覚書≫
■忘れてはいけないもの
  • ヘルメット
  • サングラス
  • オタオル(汗)
  • 軍手(手が汚れる)
  • パンツは短めがいい
  • 日焼け止め
  • スタンドは出かける前に外す
  • 地図
  • 水は多めに
  • 着替え

  • ■教訓
  • 1日100Kmが適切な距離
  • 極力車道を走って体力温存をする
  • 翌日は疲れをいやすため休日であること