川崎駅のすぐそばに有って、、そういえば東芝は川崎駅のすぐそばに有ったなぁ、昔。川崎駅もすっかり変わっていて、、昔は汚かったのに今はすっかりきれいになっていて・・・・
子供のころ、NHKでからくり義衛門の番組を見たことがあった。子供向けに番組だったことは覚えているが、他に具体的な事はおぼえていない。で、その時のことをここで初めて知った。 東芝の生みの親がその田中義衛門だった。「からくり」でいろんなものを作っていて、中でも驚いたのが、万年時計。時間と日にちが表示されることより、当時の日本の時刻てある不定時法を表示することだ。通常の時刻は定時法で、一日が24時間で、刻々と時間を刻む事に対して 不定時法は、夜明けと日没を基準にして、季節ごとに時間が変わる事で、これをこの万年時計に組み込んであるということ。この不定時法と定時法と24節気と七曜日と十二支と月の満ち欠けとが一つの仕組みの中で刻まれている。これを田中義衛門は3年かかって1851年嘉永4年に完成させた。 この発想と技術力と推進力を尊敬する。
また、ここではNHKのプロジェクトXが繰り返し映写されていた。東芝が開発した日本語ワードプロセッサについてである。完成したのは1978年、昭和53年であった。その頃はすでに会社勤めをしていて、少し時を遡って、IBMのタイプライターを人差し指で叩いていた自分を 思い出した。英字とカタカナを打つことができる電動であった。それから勤めていた会社でも、1980年、昭和55年にワープロを開発して販売を開始したが、和文タイプライタの様に並んだ漢字を選んでそれを単語にして文章にする機械であり、入力が結構面倒だったことを記憶しているが それが売れたことは認識ない。その後にいわゆるポータブルのワープロが主流となり、カナ漢字変換に変わってしまった。今では、パソコン上のソフトとしてごく一般的になってしまい、誰でも彼でも手で文字を書くのではなくカチャカチャと入力することができるようになっているが。
ここまでの黎明期を生きてこれたことも自身としては大変良かった事だ。こんなことを改めて認識できた東芝未来館はいいところだ。下手なお上の無駄使いの箱モノより何倍も興味を抱いた