時は少しづつ過ぎるからその変化はあまりよくわからない。自分の住んでいるところ、周りの人たちの顔や関係、自分の服装やなじんできた靴、カーテンの汚れ、机の上のホコリなそよく見ていないと変化している事に気づかない。いや気づいていない。
正月を迎え年賀状をいただく。普段そばにいない人から多くの年賀状をいただく。その中にかかれている一言一言では、「会社を辞めました」とか「新しい仕事につきました」とかほとんど会わなくなった人から年に一度の近況が聞こえてくる。「・・・ああ、もうそんな歳になるのか」とその人の歳を改めて知ると、そう言えば自分もそんな年齢になっている。人の身を見て我が身を知る。