2月22日。2並びのいい日だったはずが、帰り道で女子高生に自転車をぶつけられ歩道に倒れた。おやじ狩りではなく単なる事故のようなので、穏便に済ませたが、後から考えると理不尽であったことに腹が立つ。信号を待っていざ青になった時、無事信号を渡りかける寸前、後方から追いこしてきた女子高生が目の前に周り横切って行った。瞬間、「危ない!」と思ったが無残にも歩道上に頭から叩きつけられた。眼鏡をしていたので、それが壊れ、右目目じりからこめかみあたりを道路に擦りつけ・・。一瞬立ち上がれなかった。急いで立ち上がるには情けなかった。犯人と考えている女子高生は自分に非がなかったよう覗き込み。「大丈夫ですか?」とあっさりめに聞いてくる。ここで年甲斐もなく怒りだすのも滑稽なので、ゆっくり立ち上がり間合いを置いて、「大丈夫」と壊れた眼鏡をかばんに入れた。
このことで、眼鏡代の4万円と治療費の1万円也。自分も反省するところもない訳もなく、高い授業料を払わされた。
よく、褒めて育てるということを聞く。私の子供はすでに成人しているので、振り返って考えても、あまり褒めて育ててはいないのでうまく育たなかったのかと考えるが実際はそうでもないと思う。
一方、最近TVで聞いた犬の育て方で、褒めて育てたら上達しないと聞く。褒めると今のまま でいいと感じ、向上心が生まれないし、屈強に立たされた時に這い上がる意欲が生まれないという。人間の場合もそうかなあと考える。お坊ちゃん育ちは、怒られると道理が通らなくてもそれに従う。もともと道理が通っていないので、従おうと思っても従えないため、自己矛盾が出てきてメンタル面で破たんする。(ちょっと短絡的な理論ではあるが)
自分の理屈を持って信念を貫き通すには智識と勇気と根性が必要だけど、現代の子供にこのような人材が不足しているように感じる。